まあ、お茶でも一杯

近所の郵便局に行って、貯金窓口で家賃を払っていると、横の窓口で、何の取り柄があるとも思えないご老人が、一万円札をどんどん下ろしてゆく。え? 一体何枚あるの? というか、一体厚みは何センチあるの? という金額を、涼しい顔をして、がっぱがっぱ下ろしていくのです、貯金を。それを見て、僕ですら「大塩平八郎」的な何かが「ふわっと降りてくる」のです。土地成金かな? 鉄鋼戦士かな? 高度経済成長期にうまいこと乗っかった人は、苦労せずとも、9時~5時で帰ってタイムカードさえ押していれば、そこそこ良い家が建ち、もれなく女房がもらえ、もれなく自家用車が買え、というようなおじいさんおばあさん世代です。そんなわけで、金融機関に行くたびに、こちらは千円札単位しか下ろせないのに、何でよ、という気にならないわけじゃないのです。まあ、そういうことを考え始めると、ぐっと血圧が上がるので、まあ、お茶でも一杯。

そういう世代のサラリーマンは、ビジネスモデルを自ら生み出す苦労もなく、まあ、社会と会社が敷いたレールをいかに着実に歩むか、毎日休まずに会社に行くか、どうやって上司のご機嫌を取るか、ぐらいのことしか考えずに、そういった日本の成長の果実を手にしていったのです。そんなことを思いながら過ごしていると、夜中に腹が立って来たので、コンビニ前でタバコをふかしていると、サイレンを点けないパトカーが、闇夜に老人団地の方面に向かいます。あのへんで、何かあったんかな。事件か事故か。そんな目で見ていました。

まあね、親世代もそうです。確かに、戦中派というつらさ、ひもじさはあったとは思うのですが、手にした果実も実はでかいのです。労せずして(考えずして)儲ける。そんな気楽なサラリーマンはいなくなり、現役世代のビジネスマンは、死ぬか倒れるかぐらいの勤務をして、身体を壊したり、神経を病んだりしています。僕のように自分自身に「どっか悪いんじゃねえのかな」という病識がある人は、まだマシなほうです。ところが「ワシが気違いや言うんか!?」という方に限って、決まって常軌を逸していたりすることがままあるのです。ああ、地元の大学を出た方は、京阪神や名古屋を通過して、みーんな首都圏へ行く有様です。みんな気づいている。何かおかしいってことが。

ネットウイングス 設立準備室 代表 田所憲雄 拝

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