カッコ悪く起業した人が成功する/鈴木健介

何が何でも創業しなきゃいけないわけでもないのですが、いま、こういう本を読んでいます。この人は、順調そうに見えて、前回の創業ではかなり苦労されたらしくって、銀行の子会社やノンバンクからおカネを借りてそれが焦げ付いて、1,000万円で破産して免責して、ということをしておられたようです。弁護士の先生には「これって、平成の徳政令ですね」と喜びを表しておられました。


うちは、おカネがうなって創業するわけではありません。むしろ「お家再興」というか「失業救済施設を自分で作る」みたいなニュアンスが非常に大きいのです。

2003年に介護退職と、それに伴う、自分の体調不良で会社を辞めざるを得なかったわけでして。例えば、10か月間に、延べ1,550台のパソコン、サーバー、ネットワーク機器を設置・設定・出張修理していたわけで、アマチュアの方は特に、科学のチカラ(笑)を信じている様子なので、パソコンが壊れるはずがない。つまり、どういう暴言を行った先で吐かれるかというと「お前んとこのパソコン、めいで(故障して)もうたやないか、どないしてくれんねん!!」というところからその人の圧を下げる作業から始めて、アタマを下げて修理して、ようやく「ありがとう」と言ってもらえればまだ良し。ふんぞり返ったまま「直って当然や」と思われる方がほとんどです。

このような、月間140時間あまりのサービス残業を経て、家に帰れば母親の介護。これで、おかしな頭痛を発症し、念のためメンタルクリニック(大阪市西区靱本町)に診てもらったところ「分裂感情障害」(現:統合失調感情障害)という、少々厄介な病気に罹りまして、例えば、怒りやすい、疲れやすい、毒気に当てられやすい、不安になる、躁鬱のエピソードも悪化すると繰り返すことになり、加えて、不規則な偏った食生活から、一時期はインスリンを必要とする「2型糖尿病」(脂肪肝)になってしまい「肝臓に脂肪が巻き切った状態」から回復するのに14年ぐらいの時間がかかりました。

市立伊丹病院の内分泌内科にかかり、28日間の学習入院を経て、それから、セカンドオピニオンを経て、セイブル・シュアポスト・エクア(錠剤、糖質や脂質を代謝しないおくすり)で、糖尿病網膜症になることなく回復したのですが、おかしな頭痛はまだ続いており、ピーク時には、30日分・1日3回の塩野義SG配合顆粒(医療用セデス)を10日間で消費してしまうといった、腎臓にあまりよろしくない状態が続きました。無論、頭痛薬には極量のカフェインが入っているので、夜中、おかしな時間に起きてしまう、ということもままあり、症状が良くなったものの、未だに通院加療服薬が必要な状態です。

例えば、恋で眠れぬ夜を過ごせる人はまだ良いほうで、病気で眠れぬ夜を過ごすことも、ままあるのです。大阪西労基署に行って、前の職場の上司を訴えようにも、労働審判は時効が10年であることを知ったのは、症状が緩解した13年目のことでした。つまり、手遅れでした。よくもまあ、過労自殺にならなかったものです。不幸中の幸いです。もう恨み言を言うほど、覚えていないのですが、手に職がついたことには違いありません。資格などは忙しさのあまり取れなかったのですが、今となっては貴重な体験です。

これからは、どのみち向後7年間は会社が興せないのですから、まず働く力を取り戻す。病気を完治する。そして体を鍛える。経済にも経営にも詳しくなる。さらに、技術的にもより詳しくなる。そういうプロセスを経て、何らかの形で、ネットウイングスができればいいな、と思っています。勿論、その過程で再就職が出来れば、それはそれに越したことはないのです。ただ、33歳が、46歳になってしまいました。そういう面で苦労しています。

ネットウイングス 設立準備室 代表 田所憲雄 拝

ネットウイングス Netwings.JP

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