うちの伯父(物故者)も説明が難しい職業に就いていました

世の中には、都市ガス(LNG)と、液化石油ガス(LPG)という燃料があります。同じようなガスと言っても、比重から性質まで全然別物です。LPGに気化熱を与える機械のことを、ベーパライザーと言うのですが、これがなぜ必要か。亡き伯父に代わって申し上げますが、ベーパライザーを使う理由には、深いわけがあるのです。

例えば、都会の住宅地のど真ん中に、かまぼこ工場があるとしましょう。魚のすり身を焼いて出荷します。そこで、とても大量の炎を使います。炎を出すためには、燃料が必要です。重油や軽油でかまぼこを焼いたら臭くて仕方がない。そこで、都市ガスが来ているのだから、それを使えばいいじゃないか、とお思いでしょうが、そうはいかないのです。大需要家が、都会の真ん中で大量のガスを一気に消費したら、付近の住宅のガスの供給が追い付かなくなり、最悪の場合ガスコンロの火が消える、給湯器が止まるなどの悪影響が生じます。

そこで、ご近所に遠慮なくガスを使うために、独自にプロパンガスのボンベを置くのですが、縦長のおなじみのガスボンベ1本ぐらいならば、ガスの気化熱は、入れ物の鉄板の表面だけで気化熱を補えるのですが、これが、何トンというような、でっかい業務用のLPGタンクになると、タンク表面の鉄板だけでは気化熱の供給が間に合わず、ボンベや配管に霜が付くだとか、生ガス(液化石油ガス)がそのまんまバーナーに行ってしまい、とても不安全な状態に陥る。それだけは避けたい。そこで、勢い、ある種の熱交換器にガスを通し、何らかの形で強制的に気化熱を与えて液化石油ガスを無理やり気化させる、それがベーパライザーという機械です。あーややこし。


これには、何種類かありまして、電熱器で暖めた安全なお湯の中に熱交換器を浸して気化したガスを取り出す「電熱式」や、アルミニウム合金でできた何枚ものブレードの中に液化ガスを通して、太陽光エネルギーを使って気化させる「太陽光式」などがあるのです。これと同様なことを、プロパンガスのみならず、窒素や、アンモニアを気化させる場合にも使うことがあるのです。これもベーパライザーを使って気化します。液化ガスを気化させるのです。また、LPG搭載のタクシーにも、実は小さなベーパライザーが付いています。

分かりやすく申し上げますが、例えばキンチョールの缶です。あれを、Gを倒すために噴霧し続けると、缶の表面から気化熱が奪われて、缶がだんだん冷たくなってゆく経験がおありかと思います。あれは、缶の表面から気化熱を奪ってキンチョール(LPGかフロンか何かは知りませんがとにかく高圧ガス)が気化して噴霧されるためです。虫よけスプレーもおんなじことで、やがて、気化の限界を迎えて、ガスが出なくなるか、液化ガスが染み出るかになって来るのです。

あーしんど。説明し疲れた。

ネットウイングス 設立準備室 代表 田所憲雄 拝

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