なぜ、マイナポータルと住民基本台帳システムをつなげてはいけないのか(NetwingsJ)

どうも(・∀・)ノ 技術論からすると、つなげりゃあ簡単じゃんか、と思うのが、僕のような若気の至りでして、いつもお世話になっている、元JWNTUG、神戸市北区「利助屋」酒井さんのご意見によると、行政機関が運用する住民基本台帳システムが、違憲か合憲かの裁判を経て出来たこれは、単につなげりゃあいいという問題でもない。そう簡単にもいかないらしいです。住基ネットでは、運用を誤った時点で(個人情報を詳らかにした時点で)アウト(違憲)、それ以外は合憲だそうです。

【酒井さんの解説】

技術論だけで行けばそういう事です。ただし、行政が絡むと別の問題で技術論だけでは片付かなくなるのが、この問題の根っこ。 住民基本台帳システムと、今回の申請システムとが絶対にオンラインで結べないとすると、田所さんはどういう照合システムを提案できますか?  住基ネットが2002年に稼働し始めてから、住基ネットの違憲性を問う裁判が各地で起こされ、最終的に2008年に最高裁が合憲判決を出して、一応の決着を見たわけですが、この最高裁判決は、国側の勝訴ではあるものの実質的な内容としては、敗訴そのものでした。

判決内容については、下記リンクを参照いただきたいのですが、平たくいうと、

・住民基本台帳法に即して運用するなら合憲。他のシステムと連携した場合、違憲状態となる

という事なのです。その結果、絵のようなシステムしか構築することができなくなりました。

【同志社大学法学部 佐伯彰洋著 住基ネット訴訟の論点】

https://doors.doshisha.ac.jp/duar/repository/ir/13961/028003280006.pdf

【日経XTECH 【マイナンバーを読み解く素朴な疑問】Q2:なぜ住基ネットを活用しないで、新たな番号制度を導入するのか?】

はー、なるほど納得です。何人たりとも国民の個人情報をみだりに持ち出しちゃいかんわけですね。自動で参照してもいけない。各接続系をつないでもいけない。禁じ手ばかりでどうすりゃいいんだ! という気はしなくはないですが、これが日本の行政システムをややこしいものにしているという……。そもそも、いつ誰がなぜ違憲だと提訴したのでしょうかね。そういえば、国民皆番号制を導入しようとして反発され、という昔があったような気がします。僕がティーンだったのであまり覚えていませんが……。

戦争が終わって、亡き親父が日本国憲法にインスパイアされ、憲法の「憲」を取って「憲雄」と名付けられた人間としては、憲法って何だろう、という気にならなくはないです。

ではでは(・∀・)ノ

パソコンのお医者さん ネットウイングス 代表 田所憲雄 拝

このページに掲載された記事の名称や内容は、各社の商標または登録商標です。また、ページ内でご紹介しているソフトウェア、バージョン、URL等は、各ページの発行時点のものであり、その後、変更されている場合があります。なお、画像や文章の著作権は、ベルヌ条約・万国著作権条約・著作権法で定めのある通り、原著作者に帰属します。

ネットウイングス Netwings.JP

ネットウイングスです。 サイト開設18周年。パソコンをはじめとするIT技術を深く、わかりやすく学ぶための総合情報メディア。ITに詳しくない方は必見です。ネットウイングスでは、あなたのお悩みを解決します。(兵庫県尼崎市)